第57回 静岡県精神科作業療法研究会の報告

こんにちは!聖隷クリストファー大学作業療法学科の藤田です。

静岡県精神科作業療法 西部地区勉強会の管理者をしています。

 

先日、感染拡大の影響で全く開催できていなかった勉強会を

オンラインで久々に開催しました。

 

今回初めてのオンライン開催でしたが、いつもの参加者より多い

16名の参加申し込みがありました。

静岡県外からも申し込みもあり、とてもうれしく思いました(*^-^*)

ありがとうございます( v^-゚)Thanks♪

遠方からでも参加できるオンラインの利点ですねo(^^o)

 

今回のテーマは、

「コロナ禍における精神科作業療法デイケアについて」

 

はじめに、精神医療関係で報告されているコロナの現状や対策について

文献の紹介を行い、その後は各施設・病院での現状を意見交換しました。

 

皆さん、コロナに負けず、ピンチをチャンスに変えて

感染対策を徹底しながらも、創意工夫し

新たなプログラムを開発するなど取り組まれており、

短時間ながらもお互いまだまだ当面続くであろう現状に負けず、

よりよい作業療法を展開しよう!

というモチベーションをもらえる機会になったように思います。

 

今回出た意見をご紹介させていたきます!

 

1.楽しみだった外食プログラムも中止に・・・

 でも感染対策を徹底しているお店に、

 手作りパーテーションを作って持参し、

 おいしいラーメンを食べに行きました( ^o^)ρ (^0^ )

 

2.どこの施設も人気であるカラオケ♬

  やはり感染対策の関係で中止せざるを得ず・・・

  それでもやりたい方が多いので考え抜いて

  個室を用意し、マイクには使い捨てマイクカバーをつけて

  一人ずつカラオケできるスペースをデイケアに準備して

  いわゆる一人カラオケ♬」

  存分に歌え、ストレス発散に繋がっているとのことです♪d(⌒〇⌒)b♪

 

3.確実にマスクをしてもらうために患者様と手作りマスクを作成(。◕‿◕)ノチクチク

  流行りの鬼滅の刃のマスクを作り、患者様も看護師さんにも大好評!

 

4.大人数の集団活動は感染のリスクが高いので、

  それならばと考えたのが、同性同年代などでの

  同じ目標を持つ方を対象にした小グループプログラムを結成。

  男性スポーツや若い女性のグループ

  高齢者の方を対象にしたプログラム など

  同世代、同性であると興味関心も共通事項が多いので、

  コミュニケーションも生まれやすく、

  治療効果も高く期待できますね ぅんぅん((uдu*)

 

5.病棟での作業療法は飛沫が飛ばないよう

  合唱はやめて、音楽鑑賞を♬

  その他

  クロスワード、塗り絵、折り紙、編み物

  ・・・など静かな一人でできる作業を実施

 

6.感染対策も徹底して

  手作りでパーテーションづくり。でもお互いの顔が見えないと

  さみしいので真ん中にビニールを貼って

  お互いの表情は見えるような工夫を(*・ω・)(。。*)

 

  今まで使ったものは各自元の場所に戻していましたが、

  「片付けBOX」を用意し、一旦そこに入れて

  アルコール消毒を徹底するように.゚(*´∀`)b゚

 

7.患者様にも「コロナを学ぶ」教育的プログラムの実施して

  感染意識を高めたり。

 

などなど様々なアイデアを提供いただきました。

 

1年が経過しようとするコロナ禍において、医療職福祉職の皆様も

ストレスいっぱいかと思います・・・でも

こころのケアを行う私たち精神科作業療法士ですので、

私たち自身のストレスケアもとても大切!॑˘ ॑  ) ⁾⁾

 

新たな趣味やストレス発散に挑戦してみたり、

呼吸法やヨガ、マインドフルネスなどやってみたり  ^o^)⊃―☆

 

行動活性化などの技法を身に着けて

自分も元気になるし

患者様にも新たな治療法として用いられるので

一石二鳥!! 

 

みんなで支え合いながら

このコロナに負けず、乗り越えていきましょう!!

 

今後も皆さんのお役に立てる情報を発信させていただきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

f:id:sizuokaseibuseishinOT:20210116100525j:plain